トリのはなし No.22 (最終回) 「ムクドリ」

え~・・・半年に亘り、ご愛読いただきましたトリの話、今回が一旦最終回と相成ります!理由はただひとつ。「新しい馬ネタ、出来立てほやほや~!!」 29日にアップされた谷川さんの奮闘記、身につまされるやら我が身を省みるやら・・・。「優しいばかりが愛ではない☆」をモットーに、厳しい・・・、いや、温かい目でタニー(谷川さん)の成長を見守ろうではないか?!タニーがド落馬こいて、ブログ更新が出来ない時ゃ、番外編(出版業界では『代原』と言われます)でトリ話がお世話になります(^^;

22)ムクドリ_blog



ただいま馬事公苑では茶色のトリがおよそ100羽、「ジャララ・・・」なんてやかましい声を出しながら大騒ぎしています。彼らが今回のネタ、ムクドリさん達です!

群れの大半は今年生まれの若僧ども、イラスト左のベージュがかった若鳥たちです。

いわば小学校低学年の野外活動、安全な餌場で餌のとり方や社会性を身につけているようです。トレイルコースに群れているムクドリさん達に意地悪をして、馬でズンズン近づくと、群れの中にいる引率の成鳥が見晴らしの良い枝先で警戒の声(アラームコールと言われます)を上げます。それを合図に若鳥達は一斉に飛び立ち、これまた別の成鳥がガイドする方向へ避難するのです。群れが逃げ切った後でアラームコールを出した成鳥も逃げ、無事に群れの移動は完了…ってな具合です。

彼らのねぐらは別にあるようで(方向的には星和台か?)、だいたい8時くらいにパラパラと登校し、10時頃には「君ら、やかましい!!」と電車の中で怒られる遠足で舞い上がったお子ちゃま状態のハイテンション軍団が集結します。
繁殖期以外は基本的に群れる習性が強いムクドリさん。南五葉の葉坂公園にある街路樹は、秋から冬場にかけてのねぐらとして彼らの絶大な人気を得ています。近くの鉄塔に「ねぐら前集合」と言われる大集結をし、そこからバラバラと樹の茂みの中へ入っていき、日の出の頃になると小さい群れ単位で三々五々散らばっていきます。

ムクドリさんよろしく勝手に盛り上がる原の話にお付き合い頂きました皆様に、感謝感激雨あられ(^o^)/~ このご恩は、レッスンにて存分に…にっしっしっし♪

トリのはなし No.21 「ハシブトガラス」

カラス講座、先週の続きです♪

ハシブトガラスは、その名の通り、太目の嘴と角ばったおでこが特徴です。先週のボソガラスさんより全長(嘴の先から尾羽の先まで)にして6~7cm大きく、鳴く時は澄んだ声で「カァ~、カァ~」と尾羽を下げながら鳴きます。

21)ブト_sml



英名は「Jungle Crow」、直訳すると森林性のカラス。もともと彼らの分布域は南アジアの森林で、日本はその北東限にあたるそうです。ちなみにボソガラスさんはヨーロッパからシベリアが中心で、日本はその南東限だそうです。南国出身のブトガラスさんに北国出身のボソガラスさん…実際沖縄ではボソガラスさんはレアな冬鳥として記録され、滅多にお目にかかりません。

森林性、といってもブトガラスさんは、日本の都会にこれ以上無いくらいになじみきって生活しています。街中で見かける割合は、断然ブガラストさんが多く、馬事公苑には周りに緑が多いためボソガラスさんもよく見られますが、お目にかかる頻度は断然ブトガラスさんの方が多いですね。

屋外馬場の散水栓に溜まった水でご機嫌に水浴びをしていますが、「カラスの行水」と言われるような秒殺ものの速さではなく、結構長い間、念入りにバシャバシャやっています。ほほえましい光景ではあるんですが、水はけの悪い馬事公苑の馬場で呑気にバシャバシャされてる時にゃ、「すんません、そこ、馬が走る場所なんですが…」と言いたくなります (^^;

物まねをすることでも有名なカラスさん、犬の声やトラックのバックブザーなど、都会派のブトガラスさんならではの芸をお持ちの方も多いようです。かなり昔ですが、阪神香枦園駅で「えらい遅いな~」と鳴くブトガラスさんの話を聞いたことがあります。よっぽど遅刻者が多い待ち合わせポイントだったんでしょうね~。

トリのはなし No.20 「ハシボソガラス」

・・・っちゅうか、今回は2週にわたってカラス講座です♪

日本国内で見られるカラスの仲間は10種類います。(どうしても10種の名前が知りたくておヒマな方、原に聞いてやって下さい。) そのうち3種が馬事公苑で見られます。以前にご紹介したカケスとハシボソバラス、ハシブトガラスです。

20)ボソ_sml



ハシボソガラスさんは図のように、のっぺりしたおでこと細めの嘴が特徴です。鳴く時は、お辞儀をしながら「ガァ~、ガァ~」と濁った長い声を出します。
よく似た(むしろ見分けにくいくらい)ハシブトガラスさんは、次週でご紹介しますが、いわゆるカラスはこの2種類です。
ハシボソガラスさんは、英名「Carrion Crow」。
キャリオンクロウなんて、かっこいい響きですが、直訳すると「死肉のカラス」(- -;  
イメージの悪い悪食とされている彼らですが、じつはめっちゃ賢いのです!!

大阪の乗馬クラブで働いていた時、雨で濡れた室内馬場のドーム型屋根の上を仰向けになってツツ~っとすべり台をして遊んでいるハシボソガラスさんを何度も目撃しました。そのほかにも、足を開いて斜め45度でサーファーみたいに滑り降りてくる奴とか。道路の上に殻付きのクルミを落として、車が轢いたのを割って食べるのも有名な話です。(東北大学のキャンパスが発祥の地と言われているそうです。) 知り合いの話によると、彼女の通う大学の構内には、毎日教授のハゲ頭を蹴るのを趣味としているすごい奴がいたそうです。教授が帽子を被ろうが傘をさそうが、きちんと識別してケリを入れに来たそうです☆

カラスさんが群れていると、「不吉じゃ~」とおっしゃる向きもありますが、彼らは群れでねぐらを形成する集団性のトリです。秋から冬にかけては、馬事公苑でも同年代の若僧カラスたちが群れで行動し、遊びやけんかを通して社会性を養い、生きていく術を学んでいます。

ハーバード大学の卒業式よろしく黒い服を着たインテリ集団、それがカラスさん達なのです☆

トリのはなし No.19 「ヤブサメとセンダイムシクイ」

聞きなれないトリの名前でしょうが…実は、結構鳴いてます!

どちらもムシクイ、つまりウグイスさんの仲間です。ウグイスさん同様、その鳴き声は特徴的なので、一度聞き覚えればすぐに覚えられます。

19)センムシヤブサメ


ヤブサメは、ウグイスよりも小さく(しっぽが短いのですが)、姿はあまり見られません。トレイルコースの厩舎寄り斜面で「リリリリリ・・・」と虫っぽい声を出して鳴いています。ピーカンばりばりの晴天より、どんよりした空がお気に入りのようで、朝もや霞む早朝に鳴く声は、まさに笹薮にしとしと降りしきる雨音のようです。

そんな風流な鳴き声ですが、近くで聞くと、たいがいやかましいですよ!
音源に近づくにつれ、「シシシシ・・・」「ビビビビ・・・」と、よくもまぁ10cmちょいの体からこんな大音量が出せるものだと呆れ、いや、感心してしまうほどです(^^;

センダイムシクイさんは、緑がかった体に淡緑色の頭央線(頭の天辺頂に走る縦線)が特徴的です。「チヨチヨ、ジュイ~」という独特の節回しを続けて鳴くので、声を聞きゃあ一発です♪この声が「焼酎一杯、グイ~ッ」と聞きなし(ウグイスの「法、法華経」のように人語にたとえられたもの)されるのですが、原にはどうしても「チヨチヨ、ジュイ~ッ」としか聞こえません f^^;

センムシさんの名の由来は、実はこの鳴き声にあるのです!
この「チヨチヨ、ジュイ~ッ」が歌舞伎の演目、千代萩(せんだいはぎ)の登場人物、「鶴千代君ぃ~」と聞きなしされ、「センダイムシクイ」と名づけられたそうです。

皆さんにはあまりなじみの無い彼らですが、実は昔の人は粋な名前をつけて楽しんでいたようです♪センムシさんの声を聞いたら「焼酎」派か「鶴千代」派か…あなたはどちら派?!



トリのはなし No.18 「イソヒヨドリ」

最近、原は寝不足です…

3月からず~っと家の周りでイソヒヨさんがさえずっておられるのです。とても綺麗な声で、心洗われるような美しさなのですが…

朝の3時からさえずらなくっても良いんぢゃないですか~??!

かなりの声量で、しかも原んちのベランダや手すりにとまって朗々と歌い上げているのです。トリは大好きですよ、声も姿も…でも、毎朝暗いうちにウェイクアップされなくっても、ねえ~。ただでさえ、馬の運動で毎朝5時頃には起きなきゃならないんですから(; ;)


18)イソヒヨ_blog


イソヒヨさんは、ヒヨドリではなくツグミの仲間に分類されています。その名のとおり、海辺に良く見られますが、原の住む南五葉や、果ては海岸線の無い奈良の山奥でも姿が見られるトリなのです!
一時期、都会のビル群に巣を作るハヤブサの話が話題になりました。ハヤブサは崖や岩棚に巣を作るのですが、ビルの無機質さや垂直さがお気に召したカップルもいたようです。同じく岩棚や岩の隙間に営巣するイソヒヨさんも、こんな都会の建物がお気に召したのかもしれません…

馬事公苑にはたま~に訪れます。敷地内で繁殖をしている様子は無く、星和台方向へ餌をくわえて飛んで行く姿が確認されているので、餌場として利用していると思われます。

その星和台に住む柏原指導員はイソヒヨさんの声の被害には未だ遭っていないようです…

イソヒヨさん!柏原家の2階のロフト、空いてまっせ~!!


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